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回転体への電力供給を非接触で実現
同社が開発した新技術は、回転体への電力供給を非接触かつ後付けで可能にするものです。従来、回転軸への電力供給にはスリップリング(回転する接点を通じて電気信号や電力を伝える部品)が用いられてきましたが、摩耗による部品交換や接触不良が課題となっていました。

今回発表された技術は、こうした摩耗部品を一切使用しない構成となっています。設定作業やメンテナンスが不要であり、安定した電力伝送が可能な仕組みとなっています。
Ms.ガジェットスリップリングのメンテナンスに悩む現場にとっては、非接触化は非常に大きなメリットですね。
分割リング構造による設置の効率化
本技術の最大の特徴は、パカっと開いて装着できる分割リング構造を採用している点です。これにより、軸を外すといった大がかりな作業なしで、既存の設備へ短時間で取り付けることができます。

- 軸を外さずに後付け可能な分割リング構造
- 非接触伝送による摩耗部品ゼロの実現
- 複雑な調整が不要で設置後すぐに使用可能
- 360度回転を妨げないリング形状
Ms.ガジェット既存設備に後付けできるという点は、導入ハードルを大きく下げる工夫といえそうです。
幅広い産業用途への活用を想定
このワイヤレス給電技術は、軸を持つ回転機構に適した設計となっています。主な用途として、インデックステーブル(回転式の割り出し装置)やロボットハンド、回転式検査装置などが挙げられています。

| 用途例 | 主な活用シーン |
|---|---|
| 回転治具 | インデックステーブルへの電力供給 |
| 検査・計測 | 回転式検査装置やセンサーユニット |
| 演出・照明 | 回転照明や回転ディスプレイ |
なお、本技術は2026年4月8日から10日までポートメッセなごやで開催される「ものづくりワールド名古屋 機械要素技術展」にて公開される予定とのことです。今後はさらなる小型化や高出力化を進め、産業機器分野への展開を予定しています。
Ms.ガジェット回転する機器に電源を確保する際の選択肢として、今後注目が集まりそうな技術ですね。
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