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分散型エッジデータセンターと液浸冷却技術の連携
Quantum Mesh株式会社は、同社が展開する分散型エッジデータセンターおよび液浸冷却システム「KAMUI」シリーズについて、ネットチャート株式会社との販売代理店契約を締結したと発表しました。あわせて、株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)のネットワーク技術やデータセンターソリューションの知見を活用し、AIやエッジコンピューティング環境における効率的なITインフラの構築を推進するとしています。

Ms.ガジェット分散型データセンターと液浸冷却技術の組み合わせは、電力効率の改善が求められる現代のITインフラにおいて重要な選択肢となりそうですね。
液浸冷却システム「KAMUI」の主な特徴
本協業で提供される液浸冷却システム「KAMUI」シリーズは、サーバーなどのIT機器を冷却液に浸すことで直接冷却する仕組みです。主な特徴は以下の通りとなっています。
- PUE(Power Usage Effectiveness:データセンターのエネルギー利用効率を示す指標)1.03から1.04水準の高効率運用を目指す設計
- 従来の空冷方式と比較して冷却電力を大幅に削減し、40kVA/ラックといった高密度なGPU実装に対応
- 外部の冷却設備に依存しない設置が可能なモデル「KAMUI γ(カムイ ガンマ)」等の柔軟な構成
Ms.ガジェットPUEが1.0台というのは、非常に高い電力効率が期待できる水準です。高密度な計算処理が必要な環境には適していそうです。
エッジ配置による機密性と可用性の確保
今回のソリューションは、データをクラウドに全面移行することなく、現場に近い場所で処理を行う「分散配置」を前提としています。これにより、以下のメリットが期待できるとのことです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 機密性 | データを国内に保持したままエッジで処理し、安全性を確保 |
| 低遅延 | 現場に近い場所での処理により、通信遅延によるリスクを低減 |
| 可用性 | 分散配置により、災害時などのフェイルオーバー設計やBCP対応を容易に実施 |
ネットチャートは、IIJグループが持つデータセンター構築の実績を活かし、設置工事からITネットワークの構築まで一気通貫で支援する体制を整備します。これにより、自治体や医療、金融、製造業といった機密性の高いデータを扱う分野での導入を促進していく方針です。
Ms.ガジェット機密データを保持しつつ、低遅延な処理を両立させるという点は、多くの企業が抱える課題に対する現実的な解決策となりそうですね。
今後の展開について
Quantum MeshとIIJグループは、今回の協業を通じて「分散型エッジDC」と「ネットワーク・セキュリティ基盤」を組み合わせた構成を提案します。今後は、用途別に合わせた提案テンプレートや標準構成の整備を進め、導入プロジェクトのリードタイム短縮を目指すとしています。
Ms.ガジェット導入プロジェクトが標準化されることで、より幅広い分野でのインフラ刷新が加速するかもしれませんね。
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