株式会社タマディック健康経営研究所は、全国の20代〜50代の会社員800名を対象に「仕事とウェルビーイングに関する意識調査」を実施しました。
今回の調査では、仕事における心身の満たされた状態(ウェルビーイング)の実感に影響する要因や、企業の健康経営のあり方について分析が行われました。
世代間で浮き彫りになったウェルビーイングの「格差」
仕事において「ウェルビーイングであると感じている」と回答した割合は、全体で52.4%でした。世代別では20代が66.6%、30代が57.4%と高かった一方、40代は43.6%、50代は39.2%と年齢が上がるにつれて低下する傾向が見られました。

Ms.ガジェット「やりがいの欠如」が最大の阻害要因に
ウェルビーイングを感じていない層への質問では、「仕事のやりがいの欠如(自分の仕事が社会や誰かの役に立っている実感がない)」が31.0%と最も高い要因でした。さらに、「残業10時間未満」と回答した割合は「ウェルビーイングを全く感じない層」のほうが「非常に感じる層」よりも多い結果となり、勤務時間の短さだけがウェルビーイングに直結するわけではないことが明らかになりました。

健康経営の「形骸化」が懸念される結果に
自身の勤務先が「健康経営を推進している」と答えた人は57.3%でしたが、その取り組みについて「社内に浸透していない」「形だけのように感じる」「押し付けられていると感じる」と回答した人は約8割(79.5%)にのぼりました。また、社員が求める理想の施策としては、「質の高い休息の支援」(34.8%)や「脳の休憩ができる設備」(32.4%)が上位を占めています。

| 健康経営の推進(所属企業) | 割合 |
|---|---|
| 推進している(と感じる) | 57.3% |
| 推進していない(と感じる) | 42.7% |
採用選考において健康経営は「福利厚生」と同水準に
企業選択において「健康経営を重視する」と回答した人は全体の79.2%にのぼり、「福利厚生」を重視する85.5%に迫る結果となりました。特に20代では81.2%と最も高く、人材獲得における健康経営の重要性が示唆されています。

オフィスに求められる環境とは
働き方については、全体の59.9%が「フル出社」をしている一方で、「週の半分以上はオフィスに出社したい」と考える人は70%を超え、従業員側にも出社回帰の傾向が見られました。

出社したいと思えるオフィスの条件としては、「集中できる静かな環境」(33.4%)、「リラックスできる休憩スペース」(31.5%)、「自宅にはない専門性の高い設備・機材」(30.2%)が上位を占めています。
調査概要
調査期間:2026年3月6日〜3月13日
調査対象:全国の20代〜50代の会社員800名
調査方法:インターネット調査





