株式会社Integral Geometry Science(IGS)は、電機・家電メーカーなど蓄電池を搭載する製品メーカーを対象に、蓄電池の発火や寿命低下の要因となる電流異常を組み込み前に検査する「蓄電池組み込み前 一括画像検査サービス」を2026年3月17日(火)に提供開始しました。本サービスは、電池内部の電流異常を非破壊で可視化する「蓄電池非破壊画像診断システム」を活用し、大量の電池を効率的に検査できます。
サービス概要と対象範囲
本サービスは、電気自動車(EV)向け大型電池からスマートフォンサイズの小型電池まで、様々なサイズの蓄電池に対応しています。検査内容は、蓄電池内部の電流異常を非破壊で可視化し、発火リスクにつながる内部異常の有無や電池の寿命などを評価します。ご要望に応じて評価項目のカスタマイズも可能です。

- 検査対象企業:蓄電池を搭載した製品を開発・製造するメーカー
- 検査対象電池:大型電池から小型電池まで幅広く対応
- 検査方式:複数の蓄電池を同時に計測可能な一括検査
Ms.ガジェット提供背景と市場の課題
近年、リチウムイオン電池を搭載した製品の普及が急速に進む一方で、消防庁の調査によればリチウムイオン電池による火災件数は2022年約600件から2024年約1,000件に増加し、2025年も半年で550件と前年を上回るペースで急増しています。メーカーにとって、製品リコールやブランド毀損のリスクから、電池の品質管理と安全性確保は重要な課題となっています。

一方で、メーカーは検査設備の高額さ、電池内部の異常検出の困難さ、大量電池の品質確認の難しさなどに直面しており、組み込み前の段階で効率的かつ高精度に品質を確認できる検査手法が求められていました。
Ms.ガジェット検査システムの4つの特長
IGSの「蓄電池非破壊画像診断システム」は、以下の特長を備えています。

- 電池内部の電流密度分布を可視化:動作と寿命に直接影響する電流密度分布を透視し、故障原因を正確に特定します。
- 非破壊検査が可能:蓄電池を破壊せず内部の電流状態を確認できるため、検査前と同じ品質で動作させることができます。
- 良品電池内部の電流ムラを評価:出荷基準をクリアする電池に内在する極微小短絡を評価できます。
- 出荷前の全数検査を実現:従来の抜き取り検査では見過ごされがちな不良電池の市場流出を防ぎます。
Ms.ガジェット展示会でデモンを公開
IGSは、2026年3月17日(火)~19日(木)に東京ビッグサイトで開催される「第20回 BATTERY JAPAN 二次電池展」に、本サービスで使用する検査装置『蓄電池非破壊画像診断システム』のデモ機を展示します。ブース番号は南3ホール S28-24です。実際の装置を通じて、電池内部の異常検出技術を体験できます。

Ms.ガジェットIGSの技術と今後の展望
p>代表取締役の木村建次郎氏は「リチウムイオン電池は生活を支える重要な技術ですが、発火事故などの安全性課題も指摘されています。当社はこれまで可視化が困難だった電池内部の電流密度分布を非破壊で映像化する技術を開発してきました。本サービスにより、多数の電池を効率的に検査することが可能になり、電池の全数検査の実現に向けた大きな一歩になると考えています」とコメントしています。

IGSは、波動散_scatterの逆問題を世界で初めて解き、特許を取得した技術を基に、神戸大学インキュベーションセンターで研究開発を進めています。未知の世界を撮影するテクノロジーの社会実装を通じて、蓄電池搭載製品の安全性向上に貢献していくことを目指しています。
Ms.ガジェット

最後までお読みいただきありがとうございました!
- 本記事の評価は当サイト独自のものです。
- 特段の表示が無い限り、商品の価格や情報などは記事執筆時点での情報です。
- この情報が誤っていても当サイトでは一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
- 当サイトに記載された商品・サービス名は各社の商標です。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

