自動運転車向けに世界初の折り畳み式ステアリングホイールを開発
自動車安全システムで世界をリードするオートリブ株式会社と、個人所有が可能な自動運転車の開発を行うTensorは、自動運転車「Tensor Robocar」向けに世界初の折り畳み式ステアリングホイールを共同開発しました。

このステアリングホイールは、手動操作で握ることも、自動運転時に格納することも可能な2つの機能を搭載しています。自動モビリティを取り巻く環境が進化し続けるなかで、アダプティブセーフティと柔軟なデザインを進歩させる技術となります。
自動運転レベル4に対応し、快適性とスペースを確保
この革新的な折り畳み式ステアリングホイールは、高度運転自動化への業界の転換に対応するものとして開発されました。自動運転車の進化に伴い、従来のステアリングホイールはキャビン内で固定された障害物となり、乗員の快適性とスペースの両方を制限してしまうことが考えられます。
今回共同開発された折り畳み式ステアリングホイールは、自動運転車の内装レイアウトの変化に対応するよう設計されており、乗員により広いパーソナルスペースと柔軟性を提供します。車両がレベル4モード(運転者の介入なしにすべての運転タスクを実行できるレベル)下では格納され、運転席エリアを完全に確保します。
エアバッグシステムは運転モードに応じて適応
ステアリングホイールは「Tensor Robocar」の自動運転システムと一体化しています。これにより、快適性が向上するだけでなく、キャビンを多機能な空間として再構築することが可能です。
エアバッグシステムは選択中の運転モードに応じて適応し、最適な安全性を確保します。自動運転モードでステアリングホイールの格納時には、インストルメントパネルに内蔵されたパッセンジャーエアバッグが作動し、手動運転時にはステアリングホイール内のエアバッグが作動します。どちらの場合も、同等の高いレベルの保護性能を提供します。
関係者のコメント
オートリブ最高技術責任者のファビアン・デュモン氏は、「自動車の安全性はもはや、画一的な考え方では対応できません。私たちは、運転者のニーズに自然に寄り添うシステムを目指して、安全をよりスマートで、変化に対応できるものを模索しました。Tensorとの共同開発により、まさにその答えと言える、車両のモードに合わせて変化し、安全性と快適性の両方を高めるステアリングソリューションを実現できました」と述べています。
TensorのCEOを務めるジェイ・シャオ氏は、「完全自動運転技術は画期的なユーザー体験をもたらしますが、特定のシーンにおける人による運転もいまだ多くの人々に求められています。我々の折り畳み式ステアリングホイールによるデュアルモードアプローチは、両方の長所を兼ね備えてお客様に選択の自由を提供します。折り畳み式ステアリングホイールはこれまでコンセプトカーにしかありませんでしたが、これからはこの革新的な技術を日常利用を想定した量産車に取り入れていきます」と述べています。
今後の展開
今回のパートナーシップは、自動運転車の内装開発における重要なマイルストーンとなります。オートリブとTensorは、安全システムがユーザー体験と調和し、さらに向上させるための新たなスタンダードを築いています。「Tensor Robocar」はアメリカ、欧州、中東市場でリリース予定です。
オートリブの折り畳み式ステアリングホイールの紹介は、こちらのURLで確認できます: https://www.autoliv.jp/safety-solutions/steering-wheels/foldable-steering-wheel
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