次世代フラッグシップモデル「スキャントロニクス(R)CL4/6-SXR」発売
株式会社サトーは、次世代フラッグシップモデルとなる産業用プリンター「スキャントロニクス(R) CL4-SXR」と「スキャントロニクス(R) CL6-SXR」を、2026年1月26日より日本国内および海外（一部地域を除く）で順次発売すると発表しました。
本モデルは、従来機を大幅に上回る高速印字や精密センサー、新UI、AI予兆保守（故障の兆候を予測する機能）などの先進機能を備えているとのことです。社会の変化に対応するため、これまでの信頼性を踏襲しつつ、新たなプリンターの開発を目指したとしています。
製品概要
CL4/6-SXRは、スキャントロニクス(R)シリーズの進化形として開発されたハイエンドモデルです。デジタルトランスフォーメーション（DX）、AI、人手不足といった社会的な課題に対応するため、これまでのスキャントロニクス(R)シリーズの信頼性をベースに、「未来の現場を共に創るプリンター」として開発されたとのことです。
デザインコンセプトは「Simple & Solid + Smart」であり、高速化、高精度化、耐環境性、操作性、予兆保守、環境配慮など、ラベル発行に関するあらゆるニーズに対応できる“総合性能の頂点”を目指したとしています。
主な新機能・特徴
１. 高精度印字モード
高精度印字モードでは、実力値±0.3mmの印字精度を実現しているとのことです。精密な位置決めが必要な銘板ラベルや多面取りラベルなどに効果を発揮するとされています。※印字精度は、株式会社サトー指定のラベルと条件下での試験結果に基づく実力値であり、実際の数値は環境や基材によって変動する可能性があります。
２. 高速印字
最大18ips（203dpi）の高速印字に対応しており、ラベル発行業務の生産性向上に貢献すると期待されています。203dpiでは最大18ips、305dpiでは最大16ipsの速度で印字可能です。
３. 新構造「剥離ユニット」
新構造の「剥離ユニット」は、薄いラベルや強い糊の剥離にも対応可能です。ハクリセンサーが可動式となり、多面取りや異形ラベルの検知も可能になったとしています。
４. 4.3インチカラータッチパネル＋スピーカー搭載
4.3インチのカラータッチパネルとスピーカーを搭載しています。大型化されたLCDにより視認性が向上し、カラータッチパネルによる直感的な操作が可能になったとのことです。また、スピーカーから音声ガイダンスを再生することも可能です。
５. AI予兆保守
AIを活用したプリンター状態監視により、故障時期を予兆することが可能です。これにより、安定稼働をサポートし、予防保守からより高度な保守体制へと進化させるとのことです。
６. 環境配慮
プリンターに使用する樹脂パーツの約34%にリサイクル素材を使用し、環境配慮を強化しています。また、ラベルセット時に最初の一枚から印刷できる「用紙無駄なし機能」を搭載し、ラベルの無駄を削減する取り組みも行っています。※設定条件による
商品情報
商品名は「スキャントロニクス(R) CL4-SXR」（4インチモデル）と「スキャントロニクス(R) CL6-SXR」（6インチモデル）です。販売価格はオープン価格で、2026年1月26日より日本国内と海外で順次発売されます。海外での発売については、各地域のウェブサイトで順次公開される予定です。
本商品に関するお問い合わせは、株式会社サトーのウェブサイト（https://www.sato.co.jp/contact/）から可能です。
今後の展望
株式会社サトーは、これまでバーコードやRFIDなどの自動認識技術とともに、世界の現場を支えるラベルプリンターを提供してきました。今後も、顧客の業務プロセスの変化や社会全体の技術進展に寄り添い、生産性向上と運用最適化に貢献する商品開発とラインアップ強化を進めていくとしています。そして、「未来の現場を共に創るパートナー」として、顧客の事業成長と現場の進化を支えていく方針です。
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