ミスミとパンチ工業、物流拠点統合の効果を実証
株式会社ミスミグループ本社は、パンチ工業株式会社向けに2025年10月より3PL(サード・パーティ・ロジスティクス)サービスを開始しました。両社の物流拠点はミスミ東日本流通センター(神奈川県川崎市)へ統合されています。

物流拠点統合の目的
今回の物流拠点統合は、両社の物量を集約することでスケールメリットを生み出すとともに、ミスミが保有する自動化設備を活用して物流効率を高めることを目的としています。これにより、顧客への安定的な商品供給体制を強化することを目指しています。

実証事業の採択と成果
本取り組みは、ミスミ、パンチ工業、SBS即配サポート株式会社の3社連携による「ものづくり B to B 事業_共同在庫管理/輸配送プロジェクト」として、経済産業省の「持続可能な物流を支える物流効率化実証事業」に採択されました。2026年1月末に実証事業を完了し、倉庫内作業の自動化推進による作業効率の向上を実現したとのことです。
Ms.ガジェット業界課題への対応とサプライチェーン最適化
ミスミとパンチグループは、輸送力不足や物流コストの上昇といった業界課題に対応することで、金属加工・機械部品産業全体のサプライチェーン最適化に貢献していくとしています。
資本業務提携と物流拠点統合の位置づけ
両社は2024年10月7日に資本業務提携契約を締結し、リソースの有効活用と金属加工・機械部品産業の成長を目指すことに合意しています。今回の物流拠点統合はその一環であり、ミスミグループが外部企業向けに物流業務を受託する初の事例となります。
具体的な効果
両社の物量を集約することでスケールメリットを創出し、業務オペレーションの統合により、トラックの荷待ち・荷役時間を月間110時間短縮、10tトラック216台分/月を削減する効果が出ているとのことです。また、倉庫内では棚搬送ロボットや自動計数ピッキングカートなどの自動化設備も活用されています。
Ms.ガジェットミスミの物流基盤と実績
ミスミは、3,000万点以上の商品を取り扱い、グローバル32.3万社のお客さまに安定供給できる物流基盤を構築・運営しています。2025年には、公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会が選出する「2025年度物流改善賞」にて、最高位である「最優秀物流改善賞(物流業務部門)」を受賞するなど、業界内でも高い評価を得ています。
今後の展望
今後は、在庫品の共同購買や商品の相互供給など両社の規模を活かしたコスト競争力の強化を進めるとともに、パンチグループの精密加工技術と顧客対応力、ミスミのデジタル技術と供給力を活かし、成長する海外市場での連携など、さらなる協業の拡大を計画しているとのことです。
Ms.ガジェットパンチ工業株式会社の概要
パンチ工業株式会社は、金型部品、自動化装置及びその周辺部品、特注機械部品等の製造・販売を行っています。売上高は408億円(連結・2025年3月期)、従業員数は3,463名(連結・2025年3月末)です。
ミスミについて
ミスミは、ものづくりの現場で必要とされる機械部品や工具・消耗品などをグローバル32.3万社(2025年3月時点)に販売しています。製造機能を持つメーカーと商社としての顔を併せ持ち、「グローバル確実短納期」を実現しています。
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