Anker PowerPort II – 2 PowerIQは、現代の急速充電規格には対応しない、USB-Aポートのみの充電器です。
目次
PowerPort II – 2 PowerIQのスペック
| ブランド | Anker |
|---|---|
| 合計最大出力 | 24W |
| 単ポート最大出力 | 12W |
| ポート構成 | USB-C × 0, USB-A × 2 |
| サイズ | 54 × 54 × 28 mm |
| 重量 | 83g |
| 出力観点のコンパクトさ | 0.29 W/cm³ |
PowerPort II – 2 PowerIQの評価

現代の基準では力不足。合計24Wの壁
この充電器の合計出力は24W、単ポート最大12Wと、もはや急速充電とは呼べません。最新のスマートフォンやタブレットを充電しても、その速度は期待外れでしょう。特に、高性能なデバイスの充電を視野に入れるなら、全く選択肢に入りません。時代遅れのスペックと断言できます。
USB-Cの不在。接続性の限界
2ポートともにUSB-Aという仕様は、現代において致命的な欠点です。多くのデバイスがUSB-Cに移行している中、古いケーブルを使い続けるか、変換アダプタを用意するしかありません。新規購入を検討するなら、この互換性のなさは無視できない問題です。
コンパクトさと引き換えの非効率性
高さ54mm、幅54mm、奥行き28mm、重さ83gというサイズは、2ポート充電器としてはコンパクトです。しかし、電力密度0.29W/cm³という数値は、現在の充電器としては決して優秀ではありません。GaN充電器が主流の今、同じサイズ感でより高出力な製品はいくらでも見つかります。
PowerIQは万能ではない
Anker独自のPowerIQ技術は、接続デバイスを判別して最適な電流を供給すると謳っています。しかし、最大出力が単ポート12Wである以上、その恩恵は限定的です。最新の急速充電規格であるPower DeliveryやQuick Chargeに対応しないため、Ankerの技術をもってしても、充電速度の劇的な向上は期待できません。
まとめ

PowerPort II – 2 PowerIQのメリット
特にメリットはありません。
PowerPort II – 2 PowerIQのデメリット
- 合計24W、単ポート最大12Wの低出力
- USB-Cポート非搭載で、最新デバイスに対応できない
- Power Deliveryなど現代の急速充電規格に非対応
- 出力に対して特筆すべきコンパクトさはない
こんな人におすすめ
もはや選択肢に入りません。USB-Aポートしか使わない、しかも古いデバイスを「ゆっくり」充電したい人以外には勧められません。
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